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「顧客資産の分別管理Q&A(改訂第3版)」 自主規制規則・協会員における顧客管理、内部管理等 | 日本証券業協会

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全文

(1)

顧客資産の

Q&A

(2)

平 成 1 0 年 1 2 月 に 施 行 され た 証 券 取 引 法 の 改 正 に よ り、 証 券 業 に 係 る 顧 客

資 産 の 分 別 保 管 が 法 定 され 、 顧 客 か ら預 った 有 価 証 券 ・ 金 銭 に つ い て 分 別 保 管

を す る ことが 義 務 付 け られ ま し た 。 この 義 務 違 反 に 対 して は 罰 則 が 用 意 され て

い る ことか らも分 か る よ う に 、 証 券 界 に とって 大 変 重 要 な 制 度 と位 置 付 け られ

て お りま す 。

本 協 会 で は 、 分 別 保 管 に 関 す る 法 令 諸 規 則 を 適 正 に 遵 守 す る た め 、 各 方 面 か

らの 問 い 合 わ せ を 整 理 し、 行 政 当 局 に も必 要 な 照 会 を した 上 で 、 翌 1 1 年 4 月

の 本 格 実 施 に さき が け 、 分 別 保 管 の 実 務 的 な 解 説 書 として 「 顧 客 資 産 の 分 別 保

管 Q& A 」 を 編 纂 い た しま し た 。

そ の 後 、 平 成 1 4 年 5 月 、 自 主 規 制 委 員 会 の 下 部 機 関 として 「 分 別 保 管 の 外

部 監 査 指 針 等 の 策 定 に 関 す る ワ ー キ ン グ 」 を 設 置 し、「 顧 客 資 産 の 分 別 保 管 Q&

A」 の 見 直 しに つ い て 検 討 を 行 い 、改 め て 行 政 当 局 に も必 要 な 照 会 を し た 上 で 、

平 成 1 5 年 6 月 に 「 改 訂 版 」 を 編 纂 い た して お り ま す 。

ま た 、 平 成 2 2 年 4 月 よ り 、 対 象 有 価 証 券 関 連 店 頭 デ リバ テ ィ ブ 取 引 等 に 係

る 分 別 管 理 義 務 が 導 入 され る ことを 受 け ま して 、 あ わ せ て 、 これ ま で の 法 令 改

正 等 を 踏 ま え ま して 、「 改 訂 第 2 版 」 を 編 纂 い た して お りま す 。

今 般 、 平 成 2 3 年 2 月 に 、 公 認 会 計 士 又 は 監 査 法 人 の 監 査 を 受 検 す る 際 の 取

扱 い を 明 確 化 す る た め 、 日 本 公 認 会 計 士 協 会 とも協 議 の 上 で 、「 改 訂 第 3 版 」 を

編 纂 す る に 至 りま した 。

本 書 が 、 日 頃 、 業 務 を 行 う 会 員 の 役 職 員 を 始 め 、 外 部 監 査 等 を 行 う 監 査 法 人

及 び 公 認 会 計 士 の 方 々 等 に 広 く 御 利 用 い た だ け れ ば 幸 い で す 。

平 成 2 3 年 2 月

日 本 証 券 業 協 会

(3)

( 注 ) 本 文 中 に 使 用 した 略 称 は 次 の と お りで す 。

「 金 商 法 」 … 金 融 商 品 取 引 法

「 施 行 令 」 … 金 融 商 品 取 引 法 施 行 令

「 府 令 」 … 金 融 商 品 取 引 業 等 に 関 す る 内 閣 府 令

「 告 示 56号 」… 分 別 管 理 の 対 象 か ら除 か れ る 有 価 証 券 関 連 取 引 を 指 定 す る 件 ( 平 成 1 9 年 8 月 金 融 庁 告 示 第 5 6 号 )

「 告 示 57号 」 … 顧 客 分 別 金 信 託 に つ い て 保 有 で き る 有 価 証 券 、 預 金 を す る ことが で き る 金 融 機 関 等 を 指 定 す る 件 ( 平 成 1 9 年 8 月 金 融 庁 告 示 第 5 7 号 )

「 告 示 58号 」… 顧 客 分 別 金 信 託 に つ い て 信 託 す る ことが で き る 有 価 証 券 等 を 指 定 す る 件 ( 平 成 1 9 年 8 月 金 融 庁 告 示 第 5 8 号 )

(4)

1 .総 論

Q1: 分別管理と はど うい うこ と で す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 Q2: 分別管理し な け ればな ら な い のは、ど のよ うな 取引で す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 Q3: 分別管理の対象外の取引に 係る 金銭等を 分別管理し て はい け ま せん か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 Q4: 分別管理義務に 違反し た 場合ど のよ うに な り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 Q5: 分別管理の義務は、金融商品取引業者のみに かかる ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3

2 .有価証券の分別管理

Q6: 有価証券はど のよ うに 分別管理す ればよ い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4

Q7:「 金商法」 43条の2・ 1項で 分別管理し な け ればな ら な い と さ れて い る 「 顧客か

ら 預託を 受け た 有価証券」 及び 「 そ の( 顧客の) 計算に お い て 金融商品

取引業者等が占有す る 有価証券」 と はど のよ うな も ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5

Q8:「 金商法」 43条の2・ 1項で 分別管理の対象から 除かれて い る 「 契約に よ り

金融商品取引業者等が消費で き る 有価証券」 と はど のよ うな も ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5

Q9:「 府令」 136条に あ る 「 顧客有価証券以外の有価証券」 に は、自己の固有財

産で あ る 有価証券のほかに ど うい うも のが含ま れる ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5

Q10:「 府令」 136条1項1号に 、「 顧客有価証券の保管場所に つ い て 固有有価証券

等( 顧客有価証券以外の有価証券) の保管場所と 明確に 区分し 」 と あ り ま

す が、そ のた め に は金庫を 別々に し な け ればな ら な い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6

Q11:「 府令」 136条に あ る 「 ど の顧客の有価証券で あ る かが直ち に 判別で き る 状態

で 保管す る こ と に よ り管理す る 方法」 と はど のよ うな 方法で す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6

Q12: 金融商品取引業者等が自社で 保管せず、ア ウ トソ ー シ ン グ 先( 第三者) で

保管さ せる 場合、顧客の同意は必要な い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7

Q13:「 府令」 136条に 、顧客の有価証券を 混蔵保管で 保管す る 場合、「 各顧客の持

分が自己の帳簿に よ り直ち に 判別で き る 状態で 保管す る こ と に よ り 管理す る 」

と あ り ま す が、こ の場合、帳簿に 代え て コ ン ピ ュ ー タ ー で 管理す る 方法で も

よ い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7

Q14:「 府令」 136条1項4号に 「 外国の第三者を し て 保管さ せる 場合に お い て 、外

国の法令上当該第三者を し て 顧客有価証券に 係る 持分と 固有有価証券等に

係る 持分と を 区分し て 管理さ せる こ と がで き な い と き 、そ の他当該第三者に

お い て 顧客有価証券に 係る 持分が直ち に 判別で き る 状態で 保管さ せる こ と がで き な い こ と に つ い て 特に やむを 得な い 事由があ る と 認めら れる と き 」

と は、具体的に ど のよ うな 場合を 想定し て い る ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7

Q14-2: 顧客から 外国有価証券の保管の委託を 受け た 金融商品取引業者等と 、

(5)

に 対す る 留置権的な 権利条項( い わゆる Lien条項) が盛り 込ま れる こ と は

認めら れま す か。・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8

Q15: 顧客から 預託を 受け た 有価証券を 混蔵保管以外の方法( 単純保管) に す る か

混蔵保管に す る かは、金融商品取引業者等の任意で よ い ので す か。そ れと も

顧客の同意を 得る 必要があ る で し ょうか。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 9

Q16: 金融商品取引業者等と 顧客と の共有関係に あ る も のに つ い て の分別管理は

ど うす ればよ い で し ょうか。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 10

Q17: 証券保管振替機構( 外国株券等保管振替制度に よ り 管理さ れる 国内上場

外国株式等に 限る 。)、海外保管機関等の第三者に 保管さ せる 場合は、

ど のよ うに す ればよ い で し ょうか。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 10 Q18: 分別管理を し な く て も よ い 有価証券があ りま す か。・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 11

Q19: 登録債で 保有す る 自己の債券を 、顧客に 本券条件で 売却し た 場合、自己の

登録債を 除却し 本券が入庫さ れる ま で の間は物理的に 分別し て 保管す る こ

と は不可能で す 。こ のよ うな 状態は分別管理義務に 違反す る と みな さ れる

ので し ょうか。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 11

Q20: 保護預り し て い る CPの償還に つ い て 、金融商品取引業者が当該CPの償還金

の支払場所と な っ て い る 銀行に 口座を 有し て い な い 場合、当該金融商品取引業者

の取引銀行に CPを 持ち 込みま す が、現金化さ れる ま で 一日程度要す る た め 、

償還日前日に 持ち 込ん で い ま す 。当該CPは償還日前日に 出庫扱い と な り ま す が、

分別管理上、搬送中と 同様の取扱い と 整理し て 、償還日前日ま で は有価証券の

分別管理と 考え て よ い で す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 11

Q21: 顧客から の保護預り有価証券や預り金のうち 、出庫・ 出金す る 予定で 支店

等に 移送し た も のの、顧客が来店し な かっ た こ と な ど から 実際に 受け 渡せ

な かっ た こ と に よ り 、結果と し て 支店等に 滞留し て い る 分に つ い て は、分

別管理し な け ればな ら な い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 12

Q22:自社保管分の顧客有価証券に つ い て 、現物実査の結果、残高に 不一致が認

めら れた 場合、又は、第三者保管分の顧客有価証券に つ い て 、当該第三者

保管機関の寄託残高証明と 自社の帳簿の残高に 不一致が認めら れた 場合、

分別管理の観点から ど のよ うに 対応す ればよ い で す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 12

3 .金銭等の分別管理

Q23: 顧客から 預託を 受け た 金銭及び 再担保に 供さ れた 代用有価証券の時価相当

額を 顧客分別金と し て 信託す る 背景は何で す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 13

Q24:「 金商法」 43条の2・ 2項で 顧客分別金と し て 管理が義務付け ら れて い る

(6)

Q27: 金融商品取引業者等が顧客から 買付代金を 小切手で 受け 入れた 場合、資金化

さ れる ま で の間は顧客分別金の対象と す る 必要があ りま す か。・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 15

Q28-1: 顧客分別金の計算に 当た っ て は、顧客毎に 計算し な け ればな ら な い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ 15

Q28-2: 対象有価証券関連店頭デ リ バテ ィブ 取引等に 係る 顧客分別金の計算の際に 、

含ま な け ればな ら な い も の、又は控除す る こ と がで き る も のはあ り ま す か。・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 16 Q29: 顧客分別金の計算の際に 、顧客に 対す る 立替金を 控除す る こ と はで き ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 16 Q30: 顧客分別金の計算対象と な ら な い 受入保証金はあ り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 17 Q31:( 削除) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 17

Q32: 機械終了後に 顧客から の入金( 締め 後入金) があ っ た 場合や夜遅く に 郵便

局の電信振替に よ る 振込入金があ っ た 場合、実務上、当日分と し て 算入す

る こ と が困難で あ る た め、翌日の顧客分別金と し て 計算し て も よ い で す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 17

Q33: 顧客から 受領し た 源泉税等( 特定口座に 係る も のを 含みま す 。) に つ い て も 、

顧客分別金と し て 計算す る 必要があ り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 18

Q34:金融商品取引業者がかつ て 保有し て い た 株式に つ い て 、実質的な 所有者が

当該株式の名義書換を 失念し て い た た めに 、当該金融商品取引業者が配当金

を 受け 取る こ と があ りま す が、こ のよ うな 配当金は分別管理の対象に な り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ 18

Q35:新規口座を 開設す る 前に 振込送金さ れた 一時預り 金、氏名相違等に よ る 組

戻手続き 中の一時預り金及び 該当顧客のな い 不明振込入金に よ る 一時預り

金等の不明入金が確認さ れた 場合、分別管理の観点から ど のよ うに 対応す

ればよ い で す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 19

Q36: 担保に 供さ れた 有価証券に つ い て は、時価に よ り 顧客分別金相当額を 計算

す る こ と と さ れて い ま す が、こ の場合の時価はど のよ うに 計算す る ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 19

Q37: 預り 金が外貨で あ る 場合、顧客分別金と し て 計算す る に 当た っ て 、換算レ ー

トに は何を 用い ればよ い ので す か。・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 19

4 .顧客分別金信託

Q38: 受益者代理人はど のよ うな 役割を 担うので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 21 Q39: 前問の①の受益者代理人に は、誰を 選任す ればよ い で し ょうか。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 21 Q40: 顧客分別金信託と し て 利用で き る 信託に はど のよ うな も のがあ り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 22 Q41:「 金銭の信託」 は、ど のよ うな も のに 運用で き ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 23

Q42:「 金銭の信託」 の運用対象と し て 、債券が認め ら れて い ま す が、現金担保付

き の債券貸借取引も 対象と し て よ い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 25

Q43:「 金銭の信託」 の運用対象と し て 、預金が認め ら れて い ま す が、譲渡性預金

証書( CD ) も 対象と し て よ い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 25 Q44: 元本補て ん 契約付指定金銭信託の運用対象はど うな っ て い る ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 25

Q45:「 有価証券の信託」 に 信託す る こ と ので き る 有価証券の種類及び 掛け 目に

(7)

Q48:顧客毎の顧客分別金の額及び そ の合計額で あ る 顧客分別金の必要額の算出

は日々行うこ と と さ れて い ま す が、こ の計算に 関す る 帳簿類も 毎日用意す る

必要があ り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 27

Q49: 顧客分別金の差替計算基準日は週に 1日以上で あ れば、何日で も よ い ので

す か。よ い 場合、あ ら かじ め定めて い な い 任意の日で も よ い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 28

Q50: 差替計算基準日が土曜日・ 日曜日・ 祝日と 重な っ た 場合はど うす ればよ い

ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 28

Q51: 顧客分別金の必要額は、差替計算基準日当日の額を ベ ー ス に し て 計算す る

ので す か。そ れと も 1週間の残高の平均等を ベ ー ス に し て 計算す る ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 28

Q52: 差替計算基準日に お い て 、顧客分別金の必要額よ り も 信託し て い る 額の方

が多け れば、差替日に 差替え を し な く て も よ い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 29

Q53: 顧客分別金の差替え に 当た っ て 、追加で 差し 入れる べき 金額があ っ た 場合、

実際の額以上の額を 追加し て も よ い ので し ょうか。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 29

Q54: 差替計算基準日以降差替日ま で の間に 顧客から 預かっ た 金銭で 、差替日ま で

の間に 決済す る 場合あ る い は顧客に 返す 場合に は、差替日に 顧客分別金と

し て 信託し な く て も よ い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 29

Q55: 差替計算基準日( 対象有価証券関連店頭デ リ バテ ィブ 取引等に 係る 顧客

分別金信託の場合は、顧客分別金の必要額に 満た な い こ と と な っ た 日) に

お け る 信託財産の元本の評価額の計算は、誰が行うので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 30 Q56: 信託財産で あ る 有価証券の評価額は、ど のよ うに 計算す る ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 30

Q57:「 金銭の信託」 に つ い て 、国債又は「 保有で き る 有価証券」 で の運用を 行っ た

場合、信託財産の元本評価額の計算は、差替計算基準日( 対象有価証券関連

店頭デ リバテ ィブ 取引等に 係る 顧客分別金信託の場合は、顧客分別金の必要額

に 満た な い こ と と な っ た 日) の時価に よ り算出す ればよ い ので す か。あ る い は

有価証券信託と 同様、時価に 「 告示に 定め る 率」 を 乗じ て 算出す る 必要があ る

ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 31

Q58: 元本補て ん 契約付き の金銭信託の信託財産の評価額はど のよ うに な る ので

す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 31

Q59: 元本補て ん 契約付き の金銭信託の信託財産の元本補て ん は、い つ の時点で

行われる ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 31 Q60: 募集等受入金と は、ど のよ うな も ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 31

Q61: 顧客分別金と し て 信託さ れた 募集等受入金に つ い て は、通常の差替日以外

に 信託財産から 引き 出す こ と がで き ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 32

Q62: 前回の差替計算基準日の翌日以降、次の差替計算基準日ま で に 顧客から 受

(8)

に 相当す る 金銭又は小切手に つ い て は顧客分別金必要額の計算対象と な り ま す が、

差替日に 顧客分別金と し て 信託後、次の差替日ま で の間に 、発行会社等へ

の払込日が到来す る 場合に は、当該募集等受入金相当額は「 府令」 141条1項

9号ロ を 適用し 、募集等受入金と し て 顧客分別金信託額を 解約す る こ と はで き

ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 33

Q65: 顧客分別金信託を 委託し て い る 契約先の信託銀行を 変更す る こ と はで き ま

す か。そ の場合、ど のよ うな 点に 気を 付け ればよ い で し ょうか。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 33 Q66: 顧客分別金信託を 解約又は一部解約で き る のは、ど のよ うな 場合で す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 34

Q67: 顧客分別金の差替計算基準日等のス ケ ジ ュ ー ルを 変え る 場合に は、ど のよ

うに す ればよ い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 34

Q68: 信託財産の計算期日に 、信託財産評価額が顧客分別金必要額を 下回っ た 場

合、分別金を 追加す る 必要があ り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 35

Q69: 通知金融商品取引業者に な っ た 場合の留意事項に つ い て はど のよ うな こ と が

あ り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 35

Q70: 金融商品取引業者が破綻等に よ り 金融商品取引業を 廃止す る 場合に お い て 、

有価証券の預託を 受け た 顧客に 対し て は必ずそ の有価証券が返還さ れる こ と に

な り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 36

Q71: 顧客分別金信託の委託先で あ る 信託銀行が破綻等に 陥っ た 場合、顧客分別

金信託はど うな る ので し ょうか。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 36

5 .信用取引

Q72: 信用取引の分別管理に つ い て の基本的考え 方はど のよ うな も ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 37 Q73: 信用取引に お い て 、分別管理の対象と な る も のは何で す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 38 Q74:( 削除) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 38 Q75: 代用有価証券のうち 、再担保に 供し な い 場合はど のよ うに す る ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 38

Q76: 代用有価証券のうち 、再担保に 供す る 場合( 会員等から 証券金融会社、

金融商品取引所の会員等で はな い 金融商品取引業者( 以下「 非会員等」 と

い い ま す 。) から 母店金融商品取引業者等に 供す る 場合を 除く 。) はど の

よ うに す ればよ い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 39

Q77: 委託保証金現金と 、再担保に 供す る 代用有価証券の時価相当額は、全て 顧

客分別金と し て 信託し な け ればな ら な い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 39

Q78: 委託保証金現金と 、再担保に 供す る 代用有価証券の時価相当額から 控除で

き る 金額( 信用取引の評価損失等) に つ い て は、必ず 控除し な け ればな ら

な い ので す か。控除し な く て よ い 場合、顧客に よ っ て 任意に 控除し た り し

な かっ た り し て も よ い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 40

Q79: 信用取引に 係る 受入保証金と し て 預託さ れた 金銭等に 係る 顧客分別金から

控除す る こ と がで き る 「 評価損の額」 は、具体的に ど のよ うに 計算す る の

で す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 41

(9)

委託保証金現金を 受け 入れ、こ れを そ のま ま 証券金融会社へ付け 出し 貸借

取引担保金と し て 差し 入れた 場合で あ っ て も 、非会員等から 受け 入れた

保証金現金相当額は母店金融商品取引業者等に お い て 別途顧客分別金と し て

信託し な け ればな ら な い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 42

Q81: 顧客の代用有価証券を 証券金融会社又は母店金融商品取引業者等に 差し 入れる

場合、顧客毎に みて 保証金等必要額以上のも のを 入れる こ と は差し 支え な い

ので す か。ま た 、逆に 、顧客毎に みて 保証金等必要額に 満た な い ケ ー ス が部分

的に あ っ て も 差し 支え な い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 43

Q82: 代用有価証券の所有権が顧客に 留保さ れて い る こ と は、何に よ っ て 明示さ

れて い る ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 44

Q83:「 証券金融会社又は母店金融商品取引業者等が、非調達取引に 関し て 金融商品

取引業者に 対し て 有す る 債権の金額に 充当す る こ と を 目的と し て 、特定代用

有価証券( 顧客の代用有価証券) を 処分し な い こ と と さ れて い る 」 こ と は、

何に よ っ て 決め ら れま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 44

Q84: 非会員等から 母店金融商品取引業者等に 対し て 、顧客の代用有価証券を 顧客の

信用取引の担保と し て 差し 入れる 場合に も 、更新差金のやり 取り が必要に な る

ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 45

Q85: 顧客の信用取引の評価益に つ い て は、顧客分別金と し て 信託す る 必要があ

り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 46

Q86: 金融商品取引業者が破綻し た 場合、信用取引を 行っ て い た 顧客の建玉はど う

な り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 46

Q87:発行日取引の分別管理に つ い て も 、信用取引と 同じ よ うに 扱っ て よ い ので

す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 47

6 . 金融商品取引所に 上場さ れて い る デ リ バテ ィブ 取引

Q88-1: 金融商品取引所に 上場さ れて い る デ リバテ ィブ ( 先物・ オ プ シ ョ ン ) 取引の

分別管理はど のよ うに 行え ばよ い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 48

7 . 対象有価証券関連店頭デ リ バテ ィブ 取引等

Q88-2: 対象有価証券関連店頭デ リ バテ ィブ 取引等の分別管理はど のよ うに 行え ば

よ い ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 49

Q88-3: 対象有価証券関連店頭デ リ バテ ィブ 取引等に 関し て 、適格機関投資家等が

相手方と な る も のに つ い て は、分別管理義務の対象から 除外さ れて い ま す が、

顧客に 返還す べき 額を 分別管理の対象に 含めて はい け ま せん か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 49

(10)

与信を 担保す る 目的で 、顧客から 金銭及び 有価証券の預託を 受け て い る

場合に 、分別管理上、留意す べき 点はあ りま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 51

Q88-6: 現に 顧客よ り 預託を 受け て い る 金銭又は有価証券を 「 金商法」 43条の2に

係る も のと 「 金商法」 43条の3に 係る も のに 区分す る 必要があ り ま す 。

こ の場合に お い て は、同一の顧客に お い て 、対象有価証券関連店頭

デ リ バテ ィブ 取引等に お い て 評価益( 顧客側) が生じ て お り 、通貨

関連デ リバテ ィブ 取引等に お い て 評価損( 顧客側) が生じ て い る

と き は、「 金商法」 第43条の2の顧客分別金必要額はど のよ うに

計算さ れま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 52

Q88-7: 対象有価証券関連店頭デ リ バテ ィブ 取引等を 決済し た 場合に 顧客に 生じ る

評価損又は評価益の時価の算定に お い て 、留意す べき 点はあ りま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 54

8 .外国証券取引

Q89: 外国証券取引に つ い て は、国内に お い て 顧客と の決済が行われる 日と 現地

で 決済が行われる 日に 差があ る 場合があ りま す が、分別管理及び 顧客分別

金はど のよ うに 取り 扱い ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 55

Q89-2: 外国証券に つ い て 、株式分割等に よ り発行会社から 割当て ら れた 証券

( 売買単位未満の証券や新株予約権等の権利に 当た る も のに 限る 。)

に つ い て は、金融商品取引業者がこ れを 換金化し た 後で 保有顧客に

分配す る と い う実務が行われて い ま す が、こ の場合に 、分別管理上、

留意す べき 点はあ り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 55

Q89-3: い わゆる 破綻株式( 外国で 発行さ れた も のに 限る ) に つ い て 、

分別管理上、留意す べき 点はあ り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 57

9 .フ ェ イ ル

Q90: D VP決済が導入さ れて い る 金融商品取引所に お い て 、フ ェイ ルが生じ た 場合

の分別管理はど のよ うに 行うので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 58

Q91: D VP決済が導入さ れて い る 金融商品取引所に 上場さ れて い る 銘柄に つ い て 、

顧客から 売却注文を 受け 、金融商品取引所と の間で は決済を 行い ま し た が、

受渡日ま で に 顧客から 売却有価証券の入庫があ りま せん で し た 。こ の場合、

当該売却代金相当額は顧客分別金と し て 分別管理し な け ればな り ま せん か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 58

Q92: 日銀の参加者と し て 、即時グ ロ ス 決済制度に 則り 国債の売買を 自己の勘定

で 行っ て い る 場合に お い て 、取引相手方( 機関投資家で あ る 顧客) がフ ェ

イ ルし た 場合、分別管理の観点から ど のよ うに 対応す ればよ い で す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 59

Q93: 日銀の即時グ ロ ス 決済制度以外のい わゆる 相対取引に お い て 、受渡日に 有

価証券の受渡遅延があ っ た 場合、受渡日に 売却代金相当額を 顧客分別金と

し て 計算す る 必要があ り ま す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 59

(11)

Q94:顧客分別金信託の経理処理はど のよ うに 行うので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 60

Q95:日計表上の科目のうち 分別金必要額と し て 計算し な け ればな ら な い のはど

のよ うな も ので す か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 60

Q96:非居住者と の市場デ リ バテ ィブ 取引( 国内上場先物取引・ オ プ シ ョ ン 取引) に

お い て は、国内決済がT+1で あ る のに 対し 、時差等の関係から 制度的にT+2と

す る こ と がで き る よ うに さ れて い ま す が、こ のよ うな 場合、こ の1日分の評価益

( 決済益) は、顧客分別金と し て 計算し な け ればな りま せん か。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 61

1 1. そ の他

Q97:有価証券の累積投資を 行う顧客から 買付代金を 受領す る 際に 、集金代行業者( 注)

を 利用す る 場合があ りま す 。こ の場合に 、実際に 「 証券会社の預金口座」 に

「 有価証券の買付代金相当額」 が振り 込ま れる ま で の期間、集金代行業者に 滞留

し て い る 「 有価証券の買付代金相当額」 に つ い て 、分別管理の観点から ど のよ うに

対応す ればよ い で す か。

( 注) 集金代行業者と は、各種料金等の自動引落し ( 口座振替) サー ビ ス を 提供す る 事業者を い い ま す 。証券会社が利用し て い る 集金代行サー ビ ス と し て は、例え ば、毎月一定日に 「 投資家( 顧客) 指定の預金口座」 から 自動引落し に よ り 有価証券の買付代金等を 集金し 、

事務処理の後に 、「 証券会社の預金口座」 に 金銭の振込みを 行うも のが一般的で す 。・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 61

(12)

Q 1: 分 別 管 理 とは ど う い う ことで す か 。

A : 分 別 管 理 とは 、 簡 単 に い え ば 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 が 顧 客 か ら預 託 を 受 け た 金 銭 ・ 有 価 証 券 に つ い て 、 万 一 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 経 営 が 破 綻 した

場 合 で も確 実 に 顧 客 に 返 還 で き る よ う に 、 管 理 す る ことを い い ま す 。 そ の た め に は 、 有 価 証 券 に つ い て は 、 顧 客 の 有 価 証 券 を そ の 他 の 有 価 証 券 と区 分 して 管 理 す る ことが 必 要 で あ り、 ま た 、 金 銭 等 に つ い て は 、 顧 客

分 別 金 信 託 として 、 信 託 銀 行 に 信 託 す る ことが 必 要 で す 。

これ らの 措 置 が 講 じられ て い れ ば 、 仮 に 金 融 商 品 取 引 業 を 営 む 会 社 が 破

綻 に 陥 った 場 合 で も、 法 律 上 、 顧 客 か ら預 託 を 受 け た 金 銭 ・ 有 価 証 券 が そ れ ぞ れ の 顧 客 に 返 され る こととな り ま す 。

( 「 金 商 法 」 43条 の 2 参 照 )

Q 2: 分 別 管 理 しな け れ ば な らな い の は 、 ど の よ う な 取 引 で す か 。

A : 分 別 管 理 の 対 象 とな る 取 引 は 、「 金 商 法 」 43 条 の 2 で 規 定 され て お り、

顧 客 か ら預 託 を 受 け た 有 価 証 券 ・ 金 銭 及 び 顧 客 の 計 算 に 属 す る 有 価 証 券 ・ 金 銭 に つ い て 分 別 管 理 を しな け れ ば な らな い こととな りま す 。

さらに 、「 金 商 法 」 35 条 1 項 の 付 随 業 務 に 係 る 取 引 に つ い て も、 有 価 証 券 の 貸 借 取 引 な ど を 除 い て 、「 府 令 」 に よ って 対 象 取 引 に 含 め られ て い ま す 。

反 対 に 、 この 対 象 取 引 か ら除 か れ て い る 取 引 が あ り、 ① 有 価 証 券 関 連 業

に 係 る 店 頭 デ リ バ テ ィ ブ 取 引 ( 第 一 種 金 融 商 品 取 引 業 者 、 登 録 金 融 機 関 、 適 格 機 関 投 資 家 、資 本 金 10 億 円 以 上 の 株 式 会 社 等 を 相 手 方 とす る 取 引 に 限 る 。) の ほ か 、「 告 示 」 に よ り 、 ② 選 択 権 付 債 券 売 買 取 引 ( 第 一 種 金 融 商 品

取 引 業 者 、 登 録 金 融 機 関 、 適 格 機 関 投 資 家 、 資 本 金 10億 円 以 上 の 株 式 会 社 等 を 相 手 方 とす る 取 引 に 限 る 。)が 対 象 外 の 取 引 とされ て い ま す 。 した が っ て 、 これ らの 取 引 に つ い て は 、 有 価 証 券 関 連 業 に 係 る 取 引 で あ る に もか か

(13)

当 然 の ことで す が 、「 金 商 法 」 35 条 2 項 に 定 め る 届 出 業 務 及 び 同 条 4 項 に 定 め る 承 認 業 務 に つ い て は 有 価 証 券 関 連 業 で は あ り ま せ ん の で 、 そ れ に 伴 う 預 り 資 産 は 分 別 管 理 の 対 象 で は あ りま せ ん 。

( 注 ) 「 顧 客 」 に は 、 一 般 顧 客 に 限 らず 広 く 同 業 者 及 び 銀 行 等 の 適 格 機 関 投 資 家 等 も含 ま れ ま す 。

( 「 金 商 法 」 43条 の 2 、「 施 行 令 」 1 条 の 8 の 6 、 16条 の15、 「 府 令 」 137条 、 137条 の 2 、「 告 示56号 」 参 照 )

Q 3: 分 別 管 理 の 対 象 外 の 取 引 に 係 る 金 銭 等 を 分 別 管 理 して は い け ま せ ん か 。

A : 前 述 の とお り 、 分 別 管 理 しな け れ ば な らな い 取 引 に つ い て は 、 法 令 で 定 め られ て お り、 そ れ らの 取 引 に よ って 顧 客 か ら預 託 を 受 け た 金 銭 ・ 有 価 証 券 等 に つ い て は 、 分 別 管 理 が 義 務 付 け られ て い ま す 。 逆 に い え ば 、 そ れ 以

外 の 取 引 に 係 る もの に つ い て は 分 別 管 理 す る 義 務 は 法 令 上 は あ り ま せ ん が 、 そ れ らの もの に つ い て 分 別 管 理 す る ことに 問 題 は あ り ま せ ん 。 た だ そ

の 場 合 、 法 律 上 分 別 す べ き もの と分 別 し な く て もよ い もの と が 、 分 別 金 の 計 算 に 当 た って も、 帳 簿 ( 注 ) 上 も、 明 確 に され て い る ことが 必 要 で す 。 ( 注 ) 会 計 帳 簿 や 法 定 帳 簿 に 限 らず 、 補 助 簿 や ワ ー クシ ー ト を 含 み ま す 。

ま た 、 コン ピ ュー ター に よ る 管 理 も可 能 で す 。 以 下 同 じで す 。

Q 4: 分 別 管 理 義 務 に 違 反 した 場 合 ど の よ う に な りま す か 。

A : 分 別 管 理 義 務 は 、 法 令 で 定 め られ た もの で あ り、 金 融 商 品 取 引 業 を 営 む 以 上 当 然 に 果 た さな け れ ば な らな い 義 務 で す 。 した が って 、 この 義 務 を 守 れ な い 金 融 商 品 取 引 業 者 等 は 、 金 融 商 品 取 引 業 を 行 う資 格 が な い こととな

りま す 。

(14)

Q 5: 分 別 管 理 の 義 務 は 、 金 融 商 品 取 引 業 者 の み に か か る の で す か 。

A : 分 別 管 理 の 義 務 は 、 金 融 商 品 取 引 業 者 の み で は な く 、 有 価 証 券 関 連 業 を 営 む 金 融 機 関 に も課 され て い ま す 。 した が って 、 有 価 証 券 関 連 業 の 登 録 を

した 金 融 機 関 は 、 有 価 証 券 関 連 業 に 係 る 顧 客 との 取 引 に つ い て は 、 分 別 管 理 を 行 わ な け れ ば な りま せ ん 。

(15)

有 価 証 券 の 分 別 管 理

Q 6: 有 価 証 券 は ど の よ う に 分 別 管 理 す れ ば よ い の で す か 。

A : 有 価 証 券 の 分 別 管 理 の 方 法 は 、 ① 混 蔵 保 管 以 外 の 場 合 ( 単 純 保 管 ) と、 ② 混 蔵 保 管 の 場 合 と、 ③ 振 替 法 ( 注 1 ) に 基 づ く 口 座 管 理 で 異 な り ま す 。

① の う ち 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 が 自 社 で 保 管 す る 場 合 に は 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 が 自 己 の 固 有 財 産 と 分 別 し て 管 理 し な け れ ば な らな い 有 価 証 券 ( 「 顧 客 有 価 証 券 」 とい い ま す 。) の 保 管 場 所 と、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 固

有 財 産 で あ る 有 価 証 券 等 の 顧 客 有 価 証 券 以 外 の 有 価 証 券 ( 「 固 有 有 価 証 券 等 」 とい い ま す 。) の 保 管 場 所 を 明 確 に 区 分 し 、 顧 客 有 価 証 券 に つ い て は 、

ど の 顧 客 の 有 価 証 券 で あ る か が 直 ち に 判 別 で き る よ う に 、 顧 客 別 あ る い は 証 券 の 記 番 号 順 等 に よ り 保 管 す る ことに よ り管 理 しな け れ ば な り ま せ ん 。

① の う ち 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 が 第 三 者 に 保 管 させ る 場 合 に も、 前 記 と

同 様 に 保 管 す る ことに よ り 管 理 させ る 必 要 が あ り ま す 。

② の う ち 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 が 自 社 で 保 管 す る 場 合 に は 、 顧 客 有 価 証

券 の 保 管 場 所 と 固 有 有 価 証 券 等 の 保 管 場 所 を 明 確 に 区 分 し、 各 々 の 顧 客 の 持 分 に つ い て 、 自 社 の 帳 簿 で 直 ち に 判 別 で き る 状 態 で 保 管 す る ことに よ り 管 理 す る 必 要 が あ りま す 。

② の う ち 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 が 第 三 者 に 保 管 させ る 場 合 に は 、 第 三 者 に お い て 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 自 身 の 取 引 の 口 座 と顧 客 の た め の 口 座 を 区 分 す る 等 の 方 法 に よ り 、顧 客 有 価 証 券 に 係 る 持 分 が 直 ち に 判 別 で き 、か つ 、

各 々 の 顧 客 の 持 分 が 自 社 の 帳 簿 に よ り 直 ち に 判 別 で き る 状 態 で 保 管 させ る ことに よ り管 理 す る 必 要 が あ りま す 。

③ に つ い て は 、 振 替 法 に 基 づ く 振 替 口 座 簿 に お い て 、 顧 客 有 価 証 券 とし て 明 確 に 管 理 す る 必 要 が あ り ま す ( 注 2 ) 。

( 注 1 ) 振 替 法 とは 、「 社 債 、 株 式 等 の 振 替 に 関 す る 法 律 」 を い い ま す 。

( 注 2 ) 金 融 商 品 取 引 業 者 の 保 有 欄 に 記 載 又 は 記 録 を 行 う とき は 、 当 該 金 融 商 品 取 引 業 者 の 取 引 の た め の 欄 と 区 分 す る 必 要 が あ りま す 。

(16)

Q 7: 「 金 商 法 」 43条 の 2 ・ 1 項 で 分 別 管 理 しな け れ ば な らな い と され て い る 「 顧 客 か ら預 託 を 受 け た 有 価 証 券 」 及 び 「 顧 客 の 計 算 に お い て 金 融 商 品 取 引 業 者 等 が 占 有 す る 有 価 証 券 」 とは ど の よ う な もの で す か 。

A : 売 付 け の た め に 顧 客 か ら一 時 的 に 預 託 を 受 け た 有 価 証 券 ( 委 任 契 約 に よ る 場 合 ) 、 並 び に 保 護 預 り契 約 ( 単 純 な 寄 託 契 約 又 は 混 蔵 寄 託 契 約 に よ る 場 合 ) 、 振 替 決 済 口 座 管 理 契 約 又 は 消 費 寄 託 契 約 に 基 づ き 顧 客 か ら受 け 入

れ た 有 価 証 券 が これ に 該 当 しま す 。 た だ し、 これ らの う ち 、 消 費 寄 託 契 約 に 基 づ く 有 価 証 券 は 分 別 管 理 の 対 象 か ら除 外 され て い ま す 。

ま た 、 信 用 取 引 受 入 保 証 金 代 用 有 価 証 券 及 び 先 物 取 引 受 入 証 拠 金 代 用 有

価 証 券( 金 融 商 品 取 引 業 者 が 質 権 者 で あ る 場 合 ) 、 顧 客 が 買 い 付 け た 有 価 証 券 で 受 渡 しま で の 間 、 一 時 的 に 預 託 を 受 け て い る もの な ど もこれ に 該 当 し ま す 。 た だ し、 信 用 取 引 受 入 保 証 金 代 用 有 価 証 券 で 再 担 保 に 供 した もの の

う ち 、 そ の 相 当 額 を 顧 客 分 別 金 として 信 託 銀 行 に 信 託 して い る もの に つ い て は 、 有 価 証 券 そ の もの の 分 別 管 理 は 必 要 あ り ま せ ん 。 ま た 、 先 物 取 引 受 入 証 拠 金 代 用 有 価 証 券 の う ち 金 融 商 品 取 引 所( 日 本 証 券 クリ ア リン グ 機 構 )

へ 直 接 預 託 して い る もの に つ い て は 、 別 途 、 分 別 管 理 す る 必 要 は あ り ま せ ん 。

( 「 金 商 法 」 43条 の 2 ・ 1 項 、「 施 行 令 」 1 条 の 8 の 6 、 16条 の15、 「 府 令 」 137条 、 137条 の 2 参 照 )

Q 8: 「 金 商 法 」 43 条 の 2 ・ 1 項 で 分 別 管 理 の 対 象 か ら除 か れ て い る 「 契 約 に よ り 金 融 商 品 取 引 業 者 等 が 消 費 で き る 有 価 証 券 」 とは ど の よ う な もの で す か 。

A : 信 用 取 引 に お け る い わ ゆ る 本 担 保 証 券 、 消 費 寄 託 契 約 に 基 づ く 有 価 証 券 等 が これ に 該 当 しま す 。

( 「 金 商 法 」 43条 の 2・ 1 項 参 照 )

(17)

A : 「 顧 客 有 価 証 券 以 外 の 有 価 証 券 」 とは 、 主 に 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 自 己 の 固 有 財 産 で あ る 有 価 証 券 を 指 しま す が 、 そ れ 以 外 の 顧 客 の 有 価 証 券 以 外

の 有 価 証 券 は 全 て この 範 疇 に 含 ま れ る ことに な り ま す 。

( 「 府 令 」 136条 1 項 参 照 )

Q10: 「 府 令 」 136条 1 項 1 号 に 、「 顧 客 有 価 証 券 の 保 管 場 所 に つ い て 固 有 有 価 証 券 等 ( 顧 客 有 価 証 券 以 外 の 有 価 証 券 ) の 保 管 場 所 と明 確 に 区 分 し 」 とあ り ま す が 、 そ の た め に は 金 庫 を 別 々 に しな け れ ば な らな い の で す か 。

A : 保 管 場 所 を 明 確 に 区 分 す る とは 、 顧 客 の 有 価 証 券 とそ れ 以 外 の 有 価 証 券 とが 、 誰 が 見 て も物 理 的 に 区 分 され て い る よ う に 保 管 す る ことを い い ま す 。 保 管 の た め の 金 庫 が 別 々 に な って い る ことが 望 ま し い の で す が 、 一 つ の 金

庫 内 に お い て で あ って も、 そ れ ぞ れ 保 管 の た め の キ ャビ ネ ット を 別 々 に す る な ど 、 客 観 的 に 見 て 物 理 的 に 明 確 に 区 分 され て い れ ば よ い と解 され ま す 。

( 「 府 令 」 136条 1 項 参 照 )

Q11: 「 府 令 」 136 条 に あ る 「 ど の 顧 客 の 有 価 証 券 で あ る か が 直 ち に 判 別 で き る 状 態 で 保 管 す る ことに よ り管 理 す る 方 法 」 とは ど の よ う な 方 法 で す か 。

A : 「 ど の 顧 客 の 有 価 証 券 で あ る か が 直 ち に 判 別 で き る 状 態 で 保 管 す る こと に よ り管 理 す る 方 法 」 とは 、 い わ ゆ る 単 純 保 管 に よ る 方 法 の ことで 、 ① 全

て の 有 価 証 券 を 顧 客 別 に 整 理 して 保 管 す る 方 法 、 又 は 、 ② 証 券 は 記 番 号 順 に 整 理 して 保 管 す る が 、 顧 客 毎 に 証 券 の 記 番 号 を 帳 簿 に よ り特 定 す る こと に よ り ど の 有 価 証 券 が ど の 顧 客 の もの で あ る か が 直 ち に 判 別 で きる よ う

に 保 管 す る 方 法 等 を 指 しま す 。

(18)

Q12: 金 融 商 品 取 引 業 者 等 が 自 社 で 保 管 せ ず 、 ア ウ ト ソー シ ン グ 先 ( 第 三 者 ) で 保 管 させ る 場 合 、 顧 客 の 同 意 は 必 要 な い の で す か 。

A : 自 社 以 外 の 第 三 者 に 再 寄 託 して 保 管 さ せ る 場 合 は 、 顧 客 の 同 意 を 得 る 必

要 が あ りま す 。 海 外 の 保 管 機 関 へ の 再 寄 託 に つ い て は 、 日 本 証 券 業 協 会 の 「 外 国 証 券 の 取 引 に 関 す る 規 則 」 に 定 め る 「 外 国 証 券 取 引 口 座 約 款 」 に よ

りあ らか じめ 顧 客 の 同 意 を 得 る こととされ て い ま す 。 そ の 他 の 保 管 機 関 で 保 管 させ る 場 合 に は 、 各 社 が 定 め る 「 保 護 預 り約 款 」 、「 振 替 決 済 口 座 管 理 約 款 」 等 に お い て あ らか じめ 顧 客 の 同 意 を 得 る 必 要 が あ りま す 。

Q13: 「 府 令 」 136条 に 、 顧 客 の 有 価 証 券 を 混 蔵 保 管 で 保 管 す る 場 合 、「 各 顧 客 の 持 分 が 自 己 の 帳 簿 に よ り直 ち に 判 別 で き る 状 態 で 保 管 す る ことに よ り 管 理 す る 」 とあ りま す が 、 この 場 合 、 帳 簿 に 代 え て コン ピ ュー ター で 管 理 す る 方 法 で もよ い の で す か 。

A : コン ピ ュー ター で 管 理 す る 方 法 で もよ い ことに な りま す 。

( 「 府 令 」 136条 1 項 参 照 )

Q14: 「 府 令 」 136 条 1 項 4 号 に 「 外 国 の 第 三 者 を して 保 管 さ せ る 場 合 に お い て 、 外 国 の 法 令 上 当 該 第 三 者 を して 顧 客 有 価 証 券 に 係 る 持 分 と固 有 有 価 証 券 等 に 係 る 持 分 とを 区 分 し て 管 理 させ る ことが で き な い とき 、 そ の 他 当 該 第 三 者 に お い て 顧 客 有 価 証 券 に 係 る 持 分 が 直 ち に 判 別 で き る 状 態 で 保 管 さ せ る ことが で き な い ことに つ い て 特 に や む を 得 な い 事 由 が あ る と認 め られ る とき 」 とは 、 具 体 的 に ど の よ う な 場 合 を 想 定 して い る の で す か 。

A : 例 え ば 、 法 令 上 、 保 管 機 関 に お い て 、 一 金 融 商 品 取 引 業 者 等 に つ き 複 数

口 座 を 開 設 で き な い 場 合 、 あ る い は 複 数 口 座 を 開 設 で き た として も、 当 該 国 の 制 度 上 、 第 三 者 機 関 に お い て 、 そ れ らを 顧 客 分 と自 己 分 とに 区 分 して

(19)

る 場 合 に は 、 複 数 口 座 を 開 設 し 、 そ れ らを 区 分 す る 等 の 方 法 に よ り、 顧 客 有 価 証 券 に 係 る 持 分 が 直 ち に 判 別 で き る 状 態 で 管 理 させ 、 か つ 当 該 有 価 証 券 に 係 る 各 顧 客 の 持 分 が 自 己 の 帳 簿 に よ り直 ち に 判 別 で きる 状 態 で 管 理

す る 必 要 が あ りま す 。

( 「 府 令 」 136条 1 項 4 号 参 照 )

Q14- 2: 顧 客 か ら外 国 有 価 証 券 の 保 管 の 委 託 を 受 け た 金 融 商 品 取 引 業 者 等 と、 海 外 保 管 機 関 等 と の 間 で 締 結 す る カ ス ト デ ィ ・ ア グ リ ー メン ト に 、顧 客 資 産 に 対 す る 留 置 権 的 な 権 利 条 項 ( い わ ゆ る Lien 条 項 ) が 盛 り込 ま れ る ことは 認 め られ ま す か 。

A : 金 融 商 品 取 引 業 者 等 が 顧 客 か ら保 管 の 委 託 を 受 け た 外 国 有 価 証 券 に つ い て は 、 本 協 会 の 「 外 国 証 券 の 取 引 に 関 す る 規 則 」 に 定 め る 「 外 国 証 券 取 引 口 座 約 款 」 に よ り あ らか じめ 顧 客 の 同 意 を 得 て 、 さらに 証 券 決 済 機 関 又 は

グ ロ ー バ ル カ ス ト デ ィ ア ン 等 の 海 外 金 融 機 関 ( 以 下 「 海 外 保 管 機 関 等 」 と い い ま す 。) に 保 管 の 委 託 が な され 、 海 外 保 管 機 関 等 に お い て 保 管 され ま す 。

この 場 合 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 は 、 海 外 保 管 機 関 等 との 間 で カ ス ト デ ィ・ ア グ リ ー メン ト ( 以 下「 保 管 契 約 」 とい い ま す 。) を 締 結 す る ことに な りま す が 、 当 該 保 管 契 約 に 、 顧 客 資 産 に 対 す る 留 置 権 的 な 権 利 条 項( 注 1 、 2 、

3 ) を 定 め る ことは 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 破 綻 等 に よ り 、 当 該 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 海 外 保 管 機 関 等 に 対 す る 債 務 の 履 行 が 不 可 能 とな った 場 合 に 、

顧 客 資 産 ( 顧 客 保 有 分 の 外 国 有 価 証 券 ) が 返 還 で き な い 事 態 を 生 じ させ る 可 能 性 が あ る こと等 、 金 融 商 品 取 引 法 の 規 定 に 抵 触 し、 認 め られ な い と考 え られ ま す 。

( 注 1 ) 留 置 権 的 な 権 利 条 項 とは 、 Lien 条 項 と呼 ば れ る もの で 、 海 外 保 管 機 関 等 が 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 か ら保 管 の 委 託 を 受 け た 外 国 有 価 証 券 ( 自 己 保

有 分 及 び 顧 客 保 有 分 ) に つ い て 、 外 国 有 価 証 券 に 係 る 保 管 料 及 び そ の 他 の 取 引 等 ( 例 え ば 、 レ ポ 取 引 等 が 考 え られ ま す ) に 関 す る 金 融 商 品 取 引 業 者

(20)

両 方 を 対 象 とす る もの が あ りま す が 、 そ の 一 方 で 、 自 己 保 有 分 の み を 対 象 とす る もの もあ り ま す 。 こう した 自 己 保 有 分 の み を 対 象 とす る 権 利 条 項 に つ い て は 、 顧 客 資 産 の 返 還 に 影 響 が な い ことか ら、 特 段 問 題 な い もの と考

え られ ま す 。

( 注 3 ) ま た 、 留 置 権 的 な 権 利 条 項 に は 、 注 1 の よ う に 被 担 保 債 権 の 範 囲 が 広 い もの が あ りま す が 、 そ の 一 方 で 、 被 担 保 債 権 の 範 囲 を 外 国 有 価 証 券 に 係

る 保 管 料 の 支 払 い 債 務 に 限 定 した もの もあ りま す 。 しか し な が ら、 この よ うに 保 管 料 の 支 払 い 債 務 に 限 定 した 留 置 権 的 な 権 利 条 項 で あ って も、 基 本 的 に は 認 め られ な い と考 え られ ま す 。 但 し、 保 管 料 等 を 事 前 に 海 外 保 管 機

関 等 に 預 託 して お く な ど の 対 応 を とる ことに よ り 、 実 質 的 に 留 置 権 的 な 権 利 条 項 の 効 力 が 及 ば な い よ う な 措 置 を とって い る 場 合 に は 、 特 段 問 題 な い

もの と 考 え られ ま す 。

( 「 金 商 法 」 43 条 参 照 )

Q15: 顧 客 か ら預 託 を 受 け た 有 価 証 券 を 混 蔵 保 管 以 外 の 方 法 ( 単 純 保 管 ) に す る か 混 蔵 保 管 に す る か は 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 任 意 で よ い の で す か 。 そ れ とも顧 客 の 同 意 を 得 る 必 要 が あ る で しょ う か 。

A : 顧 客 か ら預 託 を 受 け た 有 価 証 券 を ど の よ う に 管 理 す る か は 、 寄 託 契 約 又

は 振 替 決 済 口 座 管 理 契 約 に お い て 、 あ らか じめ 顧 客 との 間 で 契 約 す べ き 事 項 の う ち の 一 つ で あ り、 通 常 「 保 護 預 り 約 款 」 、「 振 替 決 済 口 座 管 理 約 款 」 、

「 外 国 証 券 取 引 口 座 約 款 」 及 び 「 累 積 投 資 約 款 」 等 で 定 め られ て い ま す 。 有 価 証 券 の 種 類 又 は 銘 柄 に よ って は 流 通 性 を 高 め る た め 、 各 々 の 顧 客 毎 の 持 分 に 対 応 し た 券 面 が 制 度 的 に 発 行 され な い 有 価 証 券 ( 振 替 法 に 基 づ く

口 座 管 理 が な さ れ る もの を 除 く 。) もあ りま す し 、 ま た 、 券 面 が 顧 客 持 分 毎 に 発 行 され て い た として も保 管 機 関 な ど そ の 券 面 ( 証 券 記 番 号 ) が 誰 か ら の 受 寄 物 か が 制 度 的 に 特 定 され な い 場 合 もあ り ま す 。 この た め 、 これ らの

有 価 証 券 に 関 し て は 共 有 持 分 又 は 混 蔵 寄 託 として 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 帳 簿 に よ り 顧 客 毎 の 持 分 を 直 ち に 判 別 で き る 状 態 で 保 管 す る こととされ て

(21)

Q16: 金 融 商 品 取 引 業 者 等 と顧 客 との 共 有 関 係 に あ る もの に つ い て の 分 別 管 理 は ど う す れ ば よ い で し ょ うか 。

A : 金 融 商 品 取 引 業 者 等 と顧 客 との 共 有 関 係 に あ る 証 券 に つ い て は 、 金 融 商

品 取 引 業 者 等 分 と顧 客 分 を 物 理 的 に 分 別 し て 管 理 す る こと は 不 可 能 で す の で 、 各 顧 客 の 持 分 が 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 帳 簿 に よ り直 ち に 判 別 で き る

状 態 で 管 理 す れ ば よ い ことに な りま す 。

( 「 府 令 」 136条 2 項 参 照 )

Q17: 証 券 保 管 振 替 機 構 ( 外 国 株 券 等 保 管 振 替 制 度 に よ り管 理 さ れ る 国 内 上 場 外 国 株 式 等 に 限 る 。) 、 海 外 保 管 機 関 等 の 第 三 者 に 保 管 させ る 場 合 は 、 ど の よ うに す れ ば よ い で し ょ うか 。

A : 証 券 保 管 振 替 機 構 に お い て は 、 参 加 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 有 価 証 券 ( 外 国 株 券 等 保 管 振 替 制 度 に よ り管 理 され る 国 内 上 場 外 国 株 式 等 に 限 る 。) に つ い て は 一 括 して 混 蔵 保 管 を し て い ま す が 、 そ の 持 分 に つ い て は 、 金 融 商

品 取 引 業 者 等 毎 に 口 座 区 分 され て お り、 更 に 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 毎 に 自 己 分 と 顧 客 分 との 持 分 が 証 券 保 管 振 替 機 構 の 帳 簿 上 で 判 別 で き る よ う な

管 理 を して い ま す 。 した が って 、 そ れ に 加 え て 、 各 顧 客 の 持 分 に つ い て は 、 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 帳 簿 で 直 ち に 分 か る よ う な 管 理 を し て い れ ば よ い こととな り ま す 。

海 外 保 管 機 関 に 保 管 させ る 場 合 に は 、 顧 客 の 口 座 と金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 自 己 の 口 座 を 区 分 す る 等 の 方 法 に よ り 、 顧 客 有 価 証 券 に 係 る 持 分 が 直 ち

に 判 別 で き 、 か つ 、 顧 客 有 価 証 券 に 係 る 顧 客 毎 の 持 分 が 自 己 の 帳 簿 に よ り 直 ち に 判 別 で き る 状 態 で 保 管 さ せ る ことに な りま す 。 た だ し、 外 国 の 法 令 上 第 三 者 を して 顧 客 有 価 証 券 に 係 る 持 分 と 固 有 有 価 証 券 等 に 係 る 持 分 とを

区 分 し て 保 管 させ る ことが で き な い とき 、 そ の 他 そ の 第 三 者 に お い て 顧 客 有 価 証 券 に 係 る 持 分 が 直 ち に 判 別 で き る 状 態 で 保 管 さ せ る ことが で き な い ことに つ い て 特 に や む を 得 な い 事 由 が あ る と認 め られ る とき は 、 顧 客 有 価

(22)

Q18: 分 別 管 理 を しな く て もよ い 有 価 証 券 が あ りま す か 。

A : 「 1 . 総 論 」 で 述 べ た 分 別 管 理 の 対 象 取 引 に 係 る 有 価 証 券 に つ い て は 、 全 て 分 別 管 理 しな け れ ば な りま せ ん が 、「 契 約 に よ り金 融 商 品 取 引 業 者 等

が 消 費 で き る 有 価 証 券 」 に つ い て は 、 分 別 管 理 を しな く て もよ い こととさ れ て い ま す 。 主 な 例 として は 、 信 用 取 引 の い わ ゆ る 本 担 保 証 券 、 消 費 寄 託 契 約 又 は 消 費 貸 借 契 約 に 基 づ き 受 け 入 れ た 有 価 証 券 等 が あ りま す 。 ま た 、

信 用 取 引 顧 客 の 保 証 金 代 用 有 価 証 券 の う ち 、 再 担 保 に 供 す る もの に つ い て は 、 相 当 額 を 顧 客 分 別 金 として 信 託 す る こととな り ま す の で 、 有 価 証 券 自 体 の 分 別 管 理 は 必 要 な い こととな りま す 。

( 「 金 商 法 」 43条 の 2 参 照 )

Q19: 登 録 債 で 保 有 す る 自 己 の 債 券 を 、 顧 客 に 本 券 条 件 で 売 却 した 場 合 、 自 己 の 登 録 債 を 除 却 し本 券 が 入 庫 され る ま で の 間 は 物 理 的 に 分 別 して 保 管 す る ことは 不 可 能 で す 。 この よ う な 状 態 は 分 別 管 理 義 務 に 違 反 す る とみ な さ れ る の で しょ うか 。

A : 本 券 が 入 庫 され る ま で の 間 は 、 帳 簿 上 、 そ の 除 却 の た め の 提 出 先 、 お よ

び 数 量 を 顧 客 ご とに 管 理 され て い れ ば 、 分 別 管 理 は 行 わ れ て い る とい え ま す 。

Q20: 保 護 預 りして い る C Pの 償 還 に つ い て 、 金 融 商 品 取 引 業 者 が 当 該 CP の 償 還 金 の 支 払 場 所 と な って い る 銀 行 に 口 座 を 有 し て い な い 場 合 、 当 該 金 融 商 品 取 引 業 者 の 取 引 銀 行 に CP を 持 ち 込 み ま す が 、 現 金 化 され る ま で 一 日 程 度 要 す る た め 、 償 還 日 前 日 に 持 ち 込 ん で い ま す 。 当 該 CP は 償 還 日 前 日 に 出 庫 扱 い とな り ま す が 、 分 別 管 理 上 、 搬 送 中 と同 様 の 取 扱 い と整 理 し て 、 償 還 日 前 日 ま で は 有 価 証 券 の 分 別 管 理 と考 え て よ い で す か 。

A : 帳 簿 上 、 償 還 日 前 日 ま で は 有 価 証 券 の 分 別 管 理 と され て い る ことか ら、 有 価 証 券 の 分 別 管 理 と考 え て よ い と思 わ れ ま す 。 顧 客 か らの 預 り金 として

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